労務監査サービスーその手順

労務監査サービスとは…

 当事務所が行う労務監査サービスは以下の3つ内容で構成されます。

 1.労働関連法令の違反の有無をチェックするために、事前に8分野、80項目についてのアンケート

  8分野とは

   ①労働時間・休憩時間 ②賃金     ③労働・社会保険 ④安全衛生

   ⑤休暇・休業       ⑥募集・採用 ⑦退職        ⑧帳簿

   *従業員数50名以上のケースでは、上記以外に特別な分野を追加致します。

 2.実地監査で労働基準監督署・年金事務所等の行政機関が重点的に調査するポイントを徹底的にヒアリング

 3.監査の結果を監査報告書として納品

労務監査サービスのおおまかな業務フロー)

お客様

(企業様、法人様等)

当方

(児島労務・法務事務所)

 

STEP1〜STEP6

  までの期間

おおむね1ヶ月程度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  STEP1.

    事前打ち合わせ(今後の流れのご説明)

 

STEP2.

事前アンケートの回答

 必要資料の準備

 

 

STEP3.

 事前資料の精査

 アンケートの分析

 STEP4.実地監査(訪問約2−3時間)

 

 

 STEP5.

  監査報告書の作成

 STEP6.監査結果の説明(訪問約1−2時間)

 

STEP2でご用意いただく事前資料とは…

 □ 就業規則(本則)

 □ 賃金(給与)規程

 □ 育児介護休業規程

 □ 非正規従業員(契約社員・パートタイマー等)向け就業規則

 □ 全社員の中で残業が最も多い方の

   ・賃金台帳

   ・タイムカード、出勤簿

   ・雇用契約書・労働条件通知書

 □ 協定書類(36協定、変形労働時間の協定書等)

 □ 組織図

STEP2の8分野のアンケートではどのようなことをお伺いするのか…?

アンケート例)

該当分野 質問例
①労働時間・休憩 強制的に参加せざるを得ない社内の研修、朝礼等の時間を労働時間に含めて賃金を支払っていますか?
②賃金 残業手当の計算は全ての手当を除外して、基本給のみで算定していませんか?
③労働保険・社会保険 パートタイマーやアルバイトであっても、1週間の所定労働時間が20時間以上でかつ31日以上雇用の見込みがある場合は雇用保険の対象者として、加入の手続きをしてますか?
④安全衛生 従業員を雇い入れる際には、雇い入れ時健康診断を実施していますか?
⑤休暇・休業 正社員よりも所定労働時間が短いパートタイマーに対して、法定日数以上の年次有給休暇を与えていますか?
⑥募集・採用 求人募集に際して、『業務の内容』『契約期間』『就業場所』『労働時間』『賃金』『労働保険・社会保険の適用の有無』の6項目の労働条件を明示していますか?
⑦退職 客観的かつ合理的な理由がないにも関わらず、安易に解雇を行ってませんか?
⑧帳簿 作成した就業規則を各従業員に配布したり、従業員が閲覧できるような場所に掲示する等して、従業員に周知するようにしてますか?

STEP4の“実地監査”とは具体的にどんなことをするの?

  実地監査では労基署や年金事務所が実際の監査で重点的に調べるポイントにフォーカスし聴き取りを行います。

 具体的には)          

 □ STEP2で行ったアンケートを深堀りするための人事責任者(担当者)様へのインタビュー 

 □ (届出書類を含む)労務関連書類に基づいた監査の実施

   実地監査の着眼点

    ・残業手当の計算が法定通りにされているか

    ・最低賃金をクリアしているか

    ・パート労働者等、非正規雇用の従業員の労働・社会保険加入は適切か

    ・労働・社会保険料の計算方法、申告額は適切か

    ・各保険料の給与からの徴収方法は適切か?

    ・時間外労働がきちんと36協定での協定時間の範囲内に収まっているか  etc.

            約2〜3時間の訪問、ヒアリングとなります。

 STEP4の実地監査当日に見せていただく資料・書類は…

   □ 社会保険関連

     ・報酬月額算定基礎届

     ・標準報酬月額決定通知書   など

   □ 労働保険関連

     ・概算確定保険料申告書    など

   □ 安全衛生関係

     ・健康診断の記録・報告書   など

   □ 部署(職種)別、役職別、雇用形態別に残業が最も多い従業員の

     ・賃金台帳

     ・勤怠管理状況がわかるもの(出勤簿・タイムカード等)  など

   □ 36協定(営業所、店舗等の全事業所分)

   □ その他全ての労使協定、(組合がある場合)労働協約

   □ 労働者名簿

 STEP6:監査結果の説明と成果物の納品

  □経営者様、人事責任者の方への監査結果のご説明

  ・作成したレポートを元に是正すべき課題を緊急性、危険性での優先順位を付け、

    今後取るべきアクションをご提案します。

              (所要時間:1〜2時間程度)

  □成果物の納品

     ・監査結果レポート

     ・事前アンケート(80の質問)に対するリスク診断結果

     ・就業規則診断レポート(希望企業様のみ)

     ・会社防衛とコンプライアンス労務のためのデータ書式集

 人口動態が変わり、若年層人口が減少しつつある現代において、職場環境の充実は企業としての必須項目となっています。ヒトが集まる会社とヒトから避けられ会社は必ず2極化します。コンプライアンス経営、特に労務分野における法令順守は今後5年、10年労働力を確保し続けるための前提条件となります。当事務所の労務監査サービスで、今後の不安を解消しませんか?

 お見積もりは企業規模、従業員数に応じ提示させていただきます。また、ご希望の企業様には訪問による説明も行っておりますので、些細なことでも気になることがあれば、問い合わせフォームよりご連絡下さい。

この記事は私が書きました

児島労務・法務事務所 代表 児島登志郎
 社会保険労務士・行政書士
 組織心理士・経営心理士(一般財団法人 日本経営心理士協会 認定)

 元大阪労働局 総合労働相談員
 元労働基準監督署 協定届・就業規則点検指導員

 

 社会保険労務士として開業する傍ら、大阪府下の労働基準監督署にて総合労働相談員、就業規則・協定届点検指導員を計10年間勤める。 その間に受けた労使双方からの相談数は延べ15,000件以上、点検・指導した就業規則、労使協定届の延べ総数は10,000件以上に及ぶ。 圧倒的な数量の相談から培った経験・知識に基づいた労使紛争の予防策の構築や、社員のモチベーションを高める社内制度の構築を得意分野としている。

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大阪の社労士、行政書士の児島です。私は10期勤めた労基署の相談員時代に、通算件数15,000件以上もの労働相談を受けてきました。また、年間に300件以上の民間企業・法人の就業規則のチェックを行っており、これらの経験で培った、労働トラブルの予防に対する引き出しの数の圧倒的な多さが当事務所の武器です。

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